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[ミニ知識]
●イタコ
イタコとは、苦しい修行を経て、亡き人の言葉を伝えたり、占い・予言を行うなど
特別な能力を身につけた人のことを指す。 そのほとんどが、生まれながらか幼く
して盲目・半盲目になってしまった女の子で、生活の糧のために師匠のイタコへ弟子
入りするという。
イタコといえば、先祖の霊や死んでしまった友人、知人、肉親など死者の世界
(あの世)と現世(この世)に生きる人の仲立ちとなって、今は亡き人の意志を伝達
する”口寄せ”「仏降ろし」が有名である。これは恐山の祭典へ訪れ、死者の霊を呼
んでいる姿が印象的なためであろう。実は”口寄せ”には他にも、「神降ろし」と
言われる神の言葉や意志を語るもの、いわゆる占い・予言的なものがある。これは、
物事の吉兆、善し悪し、安全祈願、 病気回復などや悩み事の解決の手助けもしてくれ
る。死者との関わり合いが強く思われがちなイタコではあるが、このような様々な手
助けや相談に応じていて「神様」といわれていることも少なくない。事実、亡くなっ
た有名なイタコは、新聞の死亡記事に肩書きとして「イタコ、神様」と載っていた。
”口寄せ”が「当たる、当たらない」ということより、依頼者の死者に対する悲し
みや悩み事の解決には必要な存在として、現代社会にあってはひとつの安全弁・癒し
の役割を果たしていることであろう。
・イタコにはどこで会える
恐山大祭(毎年7月20日〜24日)、恐山秋詣り(毎年10月、体育の日を最
終日とする土、日、月の3日間)の年2回、恐山へやってくる。
予約等はなく、順番待ちとなる。また、最近ではこの期間以外でも恐山にいる場合があるら
しい。普段は、それぞれの自宅等で仕事をしているという。
料金には特に決まりはなく、”気持ち”や”志(こころざし)” で金額や品物を
渡すそうだが、目安として、一口(一人降ろして・一人につき)3,000円位から
といわれている。
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