むつ商工会議所
「商工会議所報むつ ダイジェスト」
第9号(平成11年1月1日)
●商工会議所会頭年頭の挨拶
●市長・市議会議長へ要望書を提出
●視察研修会参加報告(第2回)
※「年頭所感」日本商工会議所会頭 稲葉興作
※市長・市議会議長へ要望書を提出
※視察研修会参加報告書
※日商Eメール通信
※青森県最低賃金等
年頭のご挨拶
商工会議所移行2年目を迎えて
◆鷹架武一会頭が年頭の挨拶
明けましておめでとうございます。昨年は商工会議所への移行が実現し、私どもにとって記念すべき年でありました。商工会議所実現にご指導、ご協力いただきました全ての関係機関に対し深く感謝を申し上げます。
日本経済は長期にわたって危機的状況に立ち至っておりますが、この未曾有の経済危機を克服するためには、諸経済対策をスピーディに推進すべきであると思います。
昨年の通常国会において、いわゆる街づくり関連三法が成立いたしましたが、今後はこの三法の枠組みの中で、行政と一体となって街づくりに取り組んでいきます。むつ市が策定する街づくりの「基本計画」を、その重要性に鑑み、平成11年度中に策定するよう、さらに、電源三法交付金の有効な使途についても全額事業充当するよう、市に要望しております。
また従来から継続しております下北半島縦貫道路の早期完成とエネルギー並びに海洋研究拠点都市の形成などの建議要望活動を積極的に展開し、地域商工業の発展と一般社会福祉向上のために商工会議所としての使命を果たしていきたい。
皆様方のご健勝とご繁栄を祈念いたしまして新年のご挨拶といたします。
むつ商工会議所がむつ市に要望書を提出
電源三法交付金の使途に関する要望書等3つの要望書を提出
◆常議員会で要望書を決議
むつ商工会議所は、去る12月1日、第5回常議員会を開催し、常議員会の決議を得て、次の3つの案件についてむつ市長とむつ市議会議長に対し「要望書」を提出した。要望書の要旨は次のとおり。
<電源三法交付金の使途に関する要望書>
電源三法交付金、とりわけ原発周辺交付金の有効的な活用により、都市基盤の整備を促進していただきたい。
<商工会議所移行後の体制強化に対する支援に関する要望書>
むつ商工会議所に対し旧来同様、特に財政面でご支援していただきたい。
<中心市街地活性化法に基づく地域振興に関する要望書>
中心市街地活性化法に基づく地域振興に関して、基本計画を平成11年度中に策定していただきたい。
視察研修参加報告(平成10年11月12・13日実施)
五所川原・弘前・八戸商工会議所で視察研修会
◆常議員・国際情報化委員長 高橋 一のレポートから
3商工会議所とも歴史の深さとしっかりとした組織が感じられた。
弘前商工会議所では、会館の新しさと共に機能性は会員にとって大いに利用できそうな気がしましたが、中味について苦言を申し上げれば、それだけ人材スタッフがそろっているかが少し心配です。
八戸商工会議所では、私も会員になっていますが、地域においてリーダー的役割を十分に果たしているようです。東北新幹線駅八戸駅舎に係わる諸問題では、市のみではなく青森県全体を考えた開発により、市民1万円基金運動を行っていることには、パワーの大きさを感じた。第三セクターの(株)貿易センターは北東北の海外との大きなマーケテングの中心となりそうであり、私自身も国際情報化委員長として大いに関心あるところで、来年の当商工会議所の産業まつりにも、大いにお願いして指導をあおがなければと思っております。
何はともあれ4月に船出した我がむつ商工会議所において、経済基盤に協力できる体制づくりが必要なことを今回の訪問研修で強く感じられました。