むつ商工会議所
「商工会議所報むつ ダイジェスト」
     第11号(平成11年2月28日)
     ●先進地商工会議所視察研修報告
     ●新入社員セミナーのご案内
     ※新入社員セミナーのご案内
     ※第155回珠算能力試験合格者発表
     ※平成11年度研修計画のご案内

先進地商工会議所視察研修報告書
「弘前商工会議所」を訪問して むつ商工会議所常議員 其田 桂
 
 今回の研修は、先進地の商工会議所とのコミュニケーションを図り、会議所活動の状況の把握、さらに商工会館の見学を目的にという事を頭に置き参加させていただきました。 弘前商工会議所に着いた途端、会館の大きさ、新しさに圧倒されました。  研修の前に案内していただいた各フロアーの設備の充実と高齢者、障害者対策の完璧さを見て、21世紀の商工会館のあるべき姿を肌で感じました。  研修は6階の特別会議室で行われましたが、ここは主に役員会及び常議員会が開かれると聞きましたが、特別会議室という名のとおり、椅子・テーブルの豪華さはもとより、同時通訳システムによる国際化対応、ビデオ議事録の作成、映像ネットワークによる情報の発信等などまるで国際会議場にいるような錯覚を感じました。  研修には、会頭・副会頭それに各担当者が同席して懇切丁寧、詳細に説明して頂き恐縮いたしました。その中で感じたことは、円滑な会議所の運営は会頭を中心にそれぞれの業務分担による責任ある協力体制が必要不可欠との認識を新たにしました。それぞれ特徴ある事業の展開をされていますが特に関心を引いたのが「消費者100円バス」の運行です。中心市街地と公共施設を結ぶ循環バスでどこまで乗っても100円が目玉。交通弱者を公共施設や商店街への誘導を図り、加えて商店街の活性化を目的に実施されているものです。事業予算は2千万円、一周5.5q所要時間30分。20分間隔で1日27便という便利さが受け、48日間で21,200人の利用者数を見る限りかなりの効果があったのではと思われます。11年3月31日まで運行されていますので、終了した時点で再度利用者数など、効果の有無や今後の課題についてお聞きし、状況によってはむつ市でも可能かどうか検討してみてはいかがでしょうか。  弘前商工会議所は、県内8市の中で唯一通年観光事業を展開しています。いわゆる4大まつり、桜まつり180万人、ねぷた祭り150万人、もみじと菊人形60万人、雪灯ろうまつり28万人合わせて420万人の観光客が弘前を中心に訪れていることになりますが、それを市・会議所・観光協会等がそれぞれに主催・後援の役割分担をして開催している訳で、確かに4大まつりが全国レベルでPR活動を展開していることは会議所のPRにも大いにつながり、全国に向けての情報発信基地として確立されていることは最大のメリットだが職員が一致団結し、まつりに対して協力体制を図っていることは、まつり期間中通常業務にかなり支障もきたすデメリットもあると聞かされました。  むつ市も観光と共存共栄の環境にあるわけで、大いに参考になったし、指導も仰がなければと思いました。  むつ商工会議所も何年か先には商工会館建設という時がきます。それには会員の増強・収益事業の拡大等に会員の総力を結集し一歩一歩前進してほしいと思います。  この度の研修は先輩会議所ということで、見るもの聞くもの全てに商工会とは違うという感じがし、会議所としての誇りを持つことができたことに感謝申し上げ報告といたします。
 
 

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目的:中小企業にとりましては、社員教育に時間や費用を掛ける余裕などなく、現場での指導がほとんどです。しかし、お客様に直接接する職種においては接遇マナーの悪さは、企業のイメージにつながり、お客様に不快な思いをさせてしまいます。学卒者が職場に着く前にマナーの基礎知識を習得していただき、職場で実践できるよう本講座を開催いたします。
内容:接遇マナー・電話対応マナーの基礎知識及び演習
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講師:NTT東北テレマ
場所:下北文化会館2F大集会室
受講料:無料