むつ商工会議所
「商工会議所報むつ ダイジェスト」
     第14号(平成11年5月31日)
     ●コンピューター2000年問題
     ●平成11年度小規模企業振興委員のご紹介
     ※選挙人名簿の縦覧について
     ※平成11年度新規学卒就職者激励会の開催について

大丈夫ですか?コンピューター2000年問題
 
 あと200日余りで西暦2000年を迎えようとしておりますが、「コンピューター2000年問題」については、専門知識が必要なこともあり、対応の遅れが目立つようです。この問題は、基本的に、ハード(本体)・OS(オペレーションシステム)・ソフトのすべて完璧であることが最低条件ですが、自主で万全を期したつもりでも、対応未完了の取引先とのデータ交換等で予期しない事態が発生するケースもあります。また、マイクロチップ搭載の機械が誤作動を起こすなど、さまざまなトラブルが想定されます。国・県・日商等では、これらの対応策については各種情報を提供していますので、有効活用しながらの取組が望まれるところです。
 
西暦2000年問題とは? 
 西暦年を下2桁で処理しているコンピューターシステムにおいて西暦2000年が「00」年と処理されることにより、2000年のデータを入力すると、前後関係が現実と逆転して処理される(2000年が1900年として認識される)ことが原因で発生する問題のことです。
 
  【予想されるトラブル】
1.会社の業務処理コンピューターが2000年問題に対応していないことにより、その全部または一部が正常に機能しない。
2.社内の設備・装置・機械類に組み込まれたマイクロチップが2000年問題に正しく対応しないことにより、設備が果たすべき機能の全部または一部が機能しない。
3.取引関係にある他社の2000年問題未対応により、実体取引の全部または一部が影響を受ける。
4.直接取引関係がなくても、社会インフラを構成する各種機能が一定の混乱に陥る。
  【具体的対応策等】
1.「基本ソフトウェア」と「ハードウェア」の対応確認 ・メーカーやディーラーに直接問い合わせるか、または、県中小企業情報センター相 談窓口に相談する。
2.事前に危機管理計画の策定 ・2000年問題の影響について正しく現状を把握し、不測の事態が生じても業務を継続する計画で、国では首相官邸のホームページに「企業のための危機管理計画策定の手引き」を開いていますのでご活用下さい。

平成11年度小規模企業振興委員のご紹介
 
 平成11年度「むつ商工会議所小規模企業振興委員」として下記8名の方々にお願いいたしましたのでお知らせいたします。「小規模企業振興委員」は、主に会員と商工会議所とのパイプ役として市内各所に配置し、連絡調整にあたっていただくものです。金融・税務・経理・労働など、経営上の悩みごとがございましたら、お近くの振興委員に遠慮なくご相談下さい。
 
 平成11年度小規模企業振興委員会委嘱者氏名
 (任期:平成11年4月1日〜平成12年3月31日)
・加賀谷昌裕:日本団体生命保険むつ分室
・杉山 隆:日本団体生命保険むつ分室
・橋立清澄:(有)はしだてレンタカー
・林 直樹:林税理士事務所
・傳法 徹:東京海上火災保険(株)青森支店むつ支社
・大平貞仲:安田火災海上保険(株)むつ営業所
・馬場重利:(有)ウイークしもきた社
・杉山 毅:下北交通(株)