イタコ情報

 

 
  

 

「イタコ」という人

 イタコは、生まれながらか幼くして盲目・半盲目になってしまった女の子が生活の糧のために師匠のイタコへ弟子入りし、苦しい修行を経て能力を身につけて独立する。現在、むつ下北地方には、いわゆる「イタコ」は見あたらないらしく、恐山へ集まるイタコは全て他の地域、青森県津軽地方や南部地方などからやってくるようである。
 イタコは、”口寄せ”により、先祖の霊や死んでしまった友人、知人、肉親など死者の世界 (あの世)と現世(この世)に生きる人の仲立ちとなって今は亡き人の意志を伝達する「仏降ろし」がその全てと思われているようだが、これは恐山の祭典へ参加して、死者の霊を呼んでいる姿が印象的なためではないだろうか。実は”口寄せ”には他にも、「神降ろし」と言われる神の言葉や意志を語るもの、いわゆる占い・予言的なものがある。これは、物事の吉兆、善し悪し、安全祈願、病気回復などや悩み事の解決の手助けもしてくれる。恐山の祭典以外には、地元においてこれらのように様々な手助けや相談に応じていて、死者との関わり合いが強く思 われがちなイタコではあるが、「神様」といわれていることも少なくない。事実、亡くなった有名なイタコは、新聞の死亡記事に肩書きとして「イタコ、神様」と載っていた。
 口寄せが”当たる、当たらない”ということより、依頼者の死者に対する悲しみや悩み事の 解決には必要な存在として、現代社会にあってはひとつの安全弁・癒しの役割を果たしている ことであろう。

 
「イタコ」にはどこで会える

 当地域(むつ・下北)では、恐山大祭(毎年7月20日〜24日)と恐山秋詣り(毎年10月、体育の日を最終日とする土、日、月の3日間)の年2回、恐山境内の中にいるので、入山料を支払って恐山へ入る。時間は、恐山開山時間(6:00〜18:00)。 予約等はなく、順番待ちとなる。また、最近ではこの期間以外にも恐山にいる場合があるらしい。
 料金には特に決まりはなく、”気持ち”や”志(こころざし)” で金額や品物を渡すそうだが、目安として一口(一人降ろして、一人につき)3,000円位からといわれている。


”口寄せ”の雰囲気 サウンドFILE1(386K)35秒

サウンドFILE2(276K)24秒


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